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第十六章 獣人族の大地 ベラリア 前編

作者: アイリア
last update 公開日: 2026-08-24 17:00:25

船旅は実に優雅だった。誰にも追われることなくゆっくりできる。

移動は、風魔法の力を込めた魔石を埋め込み

「歯車」とそこに繋がっている「ぷろぺら」に風を送り込むだけである。

「また便利なものを作りましたね。どこでこの知識を?」

「母さんに小さい頃教えてもらった!」

エルはテネレッツァと話しながら、彼女の話し方が少し年相応に戻っている気がした。

「あと何日かな?」

「もう一日ほどでしょうか。あっちでは私たちのことも指名手配されていないので、外していいですよ。」

エルは仮面を外し、私に返してきた。

「え、いいよ、持ってて。お守りみたいなものだから。」

荷物にもならないので貰っておくことに

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